大田区田園調布本町計画

2024グッドデザイン賞受賞 史上初、老人ホームでのABINC認証

生物多様性に着目した

四季を彩る草木、香りの良い花実、小鳥のさえずり、新鮮な空気、そういった自然あふれる空間は、心身をリラックスさせ健康に寄与する。
植栽は、在来種を中心に色鮮やかな花実のなるもの、ウワズミザクラやソヨゴなどのヒーリング効果のあるものを多く採用

地域の野鳥や昆虫の生息場所となる巣箱やバードバス、ビートルアパートなどを設置しており、四季の移ろいや生き物の姿を感じられる庭園とした

大きな緑地帯を有しているわけではないが、小さいながらも高低差や隣地の借景や効果的な配置やアイデアにより、鑑賞、散策、レクリエーション、入居者間のコミュニケーション、生態系や地球環境保全など、緑の多面的な価値を引き出せるよう工夫

2024グッドデザイン賞受賞時の評価者コメント
近年、急速に高齢化や世界の単身化が進む中で、高齢者施設の役割はより一層重要になっている。本有料老人ホームは、施設ではなく住まいとして、豊かな自然に触れられる暮らしを追求しており、その理念は非常に共感できる。
植物や野鳥、昆虫などの生き物に触れることで、入居者同士や職員との交流が育まれ、生き生きと日々を過ごすことができるだろう。2層吹き抜けのラウンジや奥行きの深いバルコニーなど、室内からも自然が感じられるように工夫されている点も高く評価したい